恋愛と結婚

人生というのは長すぎるくらいに、長い。

そんな人生を一人で生きていくにはあまりにも長すぎるし、寂しいものだ。

誰か一人でも傍で一緒に笑い、泣き、幸せを、色んなことを共有できる人がいれば、人はそれだけで生きていける。

仕事だけの人生なんてまっぴらごめんだし、人生の最後に誰にも看取ってもらえず、孤独死するような人生も俺はごめんだ。

家族、友人、職場の仲間、そして恋人―

人は支え合いながら生きている。一人では生きていけない。

一番好きな人と結ばれ、その人と結婚し、共に支え合いながら生きていくことができればそれが一番だろう。

しかし、誰かがこんなことを言っていた―

「人は本当に一番好きな人とは結ばれない」

と。

でも、俺は諦めず、想いを伝え続ければ恋はいつか実るものだと信じている。

その人のことが本当に、真剣に、本気で好きな人であれば簡単に諦めることなんてできないはずだ。

それでも、人間である以上、上手くいかないことだってある。それは人生も、恋も同じ。むしろ、上手くいかないことの方が多いかもしれない。

それでも、1％でも可能性がある限り、俺は諦めない。

そう、心に誓った。

しかし、どんなことにでもいえることだが、"タイミング"というのも重要だ。今風に言えば、"空気を読む(KY)"というやつだ。

どんな最高の策も、タイミングを読み間違えて実行すれば、それはただの駄策に成り下がってしまう。

でも、どんなに頭では分かっていたとしても、実際にやろうとすると上手くいかなかったりする。

恋愛とはかくも難しいものだ。どんな難問よりも難しいといえる。

今の俺の夢は"好きな人と結婚し、幸せな家庭を一緒に築くこと"だ。

大したことのない、普通の夢に思えるかもしれないが、俺にとってはその"普通"がとんでもなく果てしない夢に感じる。

年齢的にも次付き合うなら、自然と結婚も視野に入れることとなる。

そうなると"見た目さえ自分の好みであれば誰でもいい"というわけにはいかない。

恋愛と結婚は違う、と俺は思う。

恋愛するだけなら見た目だけでもいいかもしれないが、結婚するならその人の内面も重視したい。

だから、結婚はやはり自分が"この人だ！"と思った人としたい。今の好きな人はまさにそう思える人だ。

しかし、まだ付き合ってもいなければ、完全なる俺の片想いでしかない。

でも、後になって後悔だけはしたくないからやれることは全てやりたい。

"男なら当たって砕けろ！"だ！！（砕けたくはないけど）

―いつか俺の夢が叶う日がくるのかなぁ

そんなことを思いながら、休日の午後、空を見上げながらタバコの煙を吐き出す。溜め息と共に―。